2019年11月20日水曜日

iLoud Micro Monitor

モニタースピーカーはMIXを行う部屋にあるので、録音する部屋にはモニタースピーカーはなかった。

なのでアナログシンセは、ほとんどヘッドフォンでの作業だった。細かい設定や音決めではいいのであるが、ラフを考える時からヘッドフォンだと疲れてくる。

で、シンセ類をモニターアウトするスピーカーを何にするかを色々調べていた。試聴しに行く時間がなかったのでネットでの評判のみで決めてしまった。

IK MultimediaのiLoud Micro Monitor にしてみた。



ネットのレビュー通りかなり低音の再生能力もありいい感じである。



シンセの場合、ヘッドフォンで音を作り始めると、不要に低音を出し過ぎてしまう嫌いがある。MIXする時にその低音がやたらに音量を喰ってしまい、全体に音の小さなMIXになってしまう。アナログシンセでモニターしながら音を作っていると低音成分が多過ぎるとiLoud Micro Monitor 自体が軽いのもあってスピーカー全体が共振してくる。ヘッドフォンで作った音はほぼほぼ共振する。なんでモニターアウトしながらの作業はバランスを考えながら作るのにもいいような感じである。

2019年10月9日水曜日

JAG SOUND製 防音ブース

昨年の夏以来ブースの導入を考えていたが、なかなか片付けが進まず、ずっと見送りになっていた。

この状態から


この状態にするのに、去年の夏休み、正月休み、ゴールデンウィーク、今年の夏休みと長期休みの度にひたすら片付けに費やした。



そして何とかスペースを確保して、JAG SOUND製 防音ブースを導入できた。私の音楽の師匠である岩下潤氏のオリジナルブースである。



遮音性は抜群である。レコーディングに最適な音量にしてブースの外でエレキを弾いて音漏れをチェックしてみると、エレキの生音の方が大きくらい遮音されている。

そして何より反射波から解放されるのが何よりである。

2019年8月8日木曜日

ドラム録音機材

基本的にレコーダーはパソコンベースでなくTASCAMのDA-3000をマルチリンクさせて録音していた。到底持ち運べる重さではない。

で、以前からドラム録音の為にスタジオへ持ち込む機材を考えていた。

パソコンベースで録音する前提で多チャンネルマイクプリをMidasのXL48にして周辺機材を集めたら、こんなラインアップになった。



上から
クロックジェネレーター   SWD-CL10ocx  城下工業
オーディオインターフェース series208i TASCAM
マイクプリアンプ XL48 MIDAS
パワーディストリビューター M-8X2 FURMAN

これにMac Book Airとマイクが加わる。

トータルなかなかな重量になってしまっt。

マイクプリからオーディオインターフェースへは、ADATオプチカルで接続しマスターをマイクプリにすると接続しない。マスターをオーディオインターフェースにすると接続する。この接続だとマイクプリのレベルでMacに録音されない。明らかにレベル低く録音されてしまう。

オプチカル接続をやめてBNCケーブルでWord Clock接続するとレベルも音も素晴らしく良くなって来た。

そーなって来るとクロックジェネレーターにするとどーなるかがとても気になってきた。

バスドラム用のマイクを持ってなかったのでElectro-VoiceのRE20を買うつもりでいた。が、これをAKGのD112にして差額ちょい足しでクロックジェネレーターを買うことにした。(結局D112は直前でAKGのD12VR Kick the hammerをポチってしまった。)

クロックジェネレーターでWord Clock接続するとアコースティックギターの倍音の出方が相当変わる。機材のクロックでWord Clock接続すると音はかなり太くなる。しかしクロックジェネレーターをかますとリアリティーが一気に増す感じである。

驚いた。音でミックスの隙間を埋めるコンセプトの音楽には必要性はないかもしれないけど、3ピースとかの構成のバンドサウンドで楽器の倍音で隙間を埋めてく音楽にはすごくいいと思った。

2019年8月3日土曜日

iZotope SPIRE STUDIO

最近、愛用しているのがiZotopeの「SPIRE STUDIO」という8トラックのレコーダーである。



充電式でiPhone、iPadから操作できる。



前面にコンデンサーマイクが仕込まれ、裏面にはXLR,TRS用のINPUTが2つあり、同時に2トラック録音ができる。

完パケ用というより、これにどんどん録音してアイディアを練っていくのにとても使いやすくていい。



先日もリハーサルスタジオに持ち込みドラムのオーバーヘッドの高さを色々試し音録りしてみた。持ち歩きに便利なので重宝している。

2019年7月27日土曜日

ARTURIA RACKBRUTE 6U



段々とアナログシンセも増えてきて雑然としてきた。

かねてから考えていたシンセサイザーのモジュール化に着手してみた。

手始めにARTURIAのRACKBRUTE 6Uを導入してMoogのMather32をケースから外してRACKBRUTE 6Uにインストールしてみた。



ARTURIAのRACKBRUTE 6Uには内部電源用のケーブルは付属していないので、Moog Mather32を接続するには16ピンのフラットリボン・ケーブルが必要である。

ギター用のリバーブとして愛用しているsttymonのBigSkyはアナログシンセでも使うよにチョイスしていたのだけど、sttymonからMagnetoというモジュールとしてインストールできるステレオ・マルチヘッド・テープ・ディレイの機能でルーパーとしてもサンプラーとしても使えるエフェクターが出ていた。



何とこのsttymonのMagnetoはMoog Mother32の横にジャストサイズで入るのである。これだけで決まりだ。

2019年6月30日日曜日

Moog Sirin

Moogより発売されたシンセサイザー「Sirin」を衝動買いしてしまった。

2500台限定ということでつい…。



このPOPな見た目にやられてしまった。

筐体はmoog minitaurのものであり、Moog Taurus Bassサウンドエンジンをベースに発音域を数オクターブ上へ拡大してあるそうである。

moog独特の太いベースラインが出ていい感じである。



シンセ類だけでこんななってしまった。

手前にあるのがArturiaのBeatstep proというステップシーケンサーである。アナログシンセが大好きなので、シンセを統合するのに便利である。





2019年6月23日日曜日

CORNELL The 1st Fuzz

最近、週に3日はスタジオで2〜3時間ギター、ドラムの練習をしている。そんな中で俄然メインに躍り出たeffectorがCORNELLの「The 1st Fuzz」である。



10年位前に地元の楽器屋を覗くとショーケースに一際目立って並んでいた。

雑誌で「本当に良いとされてるファズサウンドは、エフェクトONにした状態でギターのヴォリュームを絞ると、キラキラとしたちょっとエンハンスのかかったクリーンサウンドになり、ヴォリュームを上げると図太くて暖かいサウンドが得られます。(昔の人がギター本体のヴォリュームを、頻繁に触ってたのはその為です。)厳選された稀少なゲルマニウムトランジスタを使用する等、良質パーツをわずかながら確保しながらの生産となる製品!稀少なゲルマは60年代のDALLAS-AREBITER時代の最初期モデルでも使用されていたこれまた稀少なNKT275が搭載されており、本物のファズサウンドが楽しめます!」

と紹介されていて衝動買いした。

しかしその性能を発揮するには自宅の環境はプアすぎた。スタジオで使ってみてもそれ程いいとは思えなかった。長らく出番はなかったのだが、今回スタジオで使ってみると、最初はやはり良いとは思えずにいた。

いろいろ試しているうちにTwin reverbのVolumeを3位まで上げてtrebleも8〜9まで上げて、The 1st FuzzのVolumeもFuzzもフル10にしてギターのVolumeを3位まで絞りピッキングのタッチを軽くすると、望んでいたクリーンでありながらエッジが滲むように歪んでいる感じが出た。

ヤバイ程良い音である。

アンプので音がでかければでかい程良い感じである。気持ちいい。

が、このペースでスタジオ通いを続けると耳がやられそーである。

2019年1月2日水曜日

MJT allparts Stratocaster relic

ヤフオクに出品されていた「MJT allparts Stratocaster relic」

「MJTのレリックされたアッシュボディと、allpartsのレリックされたネックで作成したストラトキャスターです。 色はOlympic whiteになります。重量は手持ちのデジタルメーターにて約3,28kgと軽量です。

ネックの状態はほぼ新品に近い状態で、フレットは95%以上の余力が有り、片摩耗、窪み等ありません。 トラスロッドも組み込み時に調整した後は調整することなく安定しています。 ナット幅42mm、21フレット、指板Rは9,5、プロファイルはFAT"C"、フレットはミディアムタイプになります。

ピックアップはフロントSSL-2、センターSSL-6rwrp、リアSSL-6、ポッドはCTSのA250×3、5wayスイッチはOAKです。 ポッド、5wayスイッチ、ジャック、配線等は新品ですので、音出し時にもガリ音など無く問題ありません。

ペグはゴトーのSD91マグナムロックを新品からレリック加工した物です。

ブリッジはフェンダーメキシコ純正(フェンダークラシックシリーズ インチ規格、弦ピッチ10.8mm)の自然レリック物です。 アームは付属しませんので、USA規格の物をご使用下さい。」

と言うことで、ベースとしては申し分ないスペックなので落札した。



素の音はクリーンではかなりおとなしめで、歪ませても上品な感じである。カッティングするといい音である。いかにもダンカンの音である。歪ませても気持ちよく歪んだサウンドが出る。これはこれで大いに有りである。

しかし今回、狙いとしては狂暴なジミヘンサウンドである。クリーンでもかなりハイの出て、尚且つ拡がりを感じるセッティングを探したいと思っている。

とりあえずネックプレートをベルブラスにした。



内部配線を見てみるとコンデンサーはサークルDが装着されてる。



とりあえずこれは残すことにして、ピックアップは手持ちのリンディーのTall Gにしてみる。内部配線も1940年代のBelden 8521という極太の依線にし、アース線をBRAND REXにしてみた。



HIの出たいい感じである。しかし狂暴なジミヘンサウンドには程遠い。