2014年9月15日月曜日

VINTECH 573とMillennia HV-35

有り合わせのケーブルで接続して「VINTECH 573」をテストしてみた。

Blue DragonflyをオンマイクでGibson L-00 SB 1933-36年のサウンドホールを狙ってセットし、VINTECH 573からTubeTech LCA-2Aを通して、DA-3000をMONOモードの録音モードにしてバランスアウトをNeve8816にインプットしてテストしてみた。

素晴らしい程のノイズフロアの低さである。

VINTECH 573は、Gainノブで歪み量を決めて音量をOUTPUTで決める。アコースティック・ギターの場合、Gain量を多くすると高音弦の音はいい感じになるが、低音弦はブーミーな感じになってしまう。低音弦の音質に合わせてゲインを低めにしてOUTPUTをあげると、艶やかな感じではあるが、地味目な音になる。ここは、ゲイン高めでブーミーな低音域はEQで調整したいところである。

マイクプリをMillennia HV-35に変えてみると一変し、心地いい明るめなトレブリーな音である。圧倒的にアコースティック・ギター向けな音である。でも、この音は自分の意図するプリウォーのギブソンのアコースティック・ギターの音とちょっと違う。

で、結局オンマイクをAKG C535EBにしてVINTECH 573のゲインを高めにしてコンプ・リミッターを強めにかけて、オフマイクをBlue DragonflyにしてMillennia HV-35からリミッターのみを効かせて、ミックスの段でNeve8816のオンマイクのレベルを絞り気味にミックスすると結構いい感じなった。

Neve8816にはWIDTH機能というのがあって、「スイッチをオンにしてツマミを左に振り切った状態でモノ、約10時ぐらいでほぼ原音と同じステレオ・イメージとなり、さらに右へ回して行くとサウンドに独特のワイド感が加わっていく。」これを使ってみると気持ちのいい広がりがでる。

まだ全然追い込めていないが、すでに違うマイクがあればとか、EQで音を整えたいとか、電源周りをグレードアップしたいとか、矢継ぎ早に次の構想が広がってしまう。